みんなが知りたい人間ドックの基礎知識から検査の種類まで徹底解説!

人間ドックの検査内容と当日の流れ

30歳以降になると20代ではなかった体の不調が現れ始めます。年に1回ある会社の定期健診では特に問題はないけれど、何となく病気が心配になる人もいるでしょう。そこでおすすめなのが人間ドックです。

人間ドックは体の隅々まで検査してくれ、自覚症状のない病気も早期発見できるため安心できます。今回は初めて人間ドックを受ける人やこれから受けようかと考えている人に人間ドックの検査内容と当日の流れについて解説します。

人間ドックはどこで受けるのがベスト?

人間ドックとは、定期的に専門の医療機関で身体の精密検査を受けて内臓の異常や健康度をチェックすることです。一般的に診査にかかる時間は半日~2日ですが医療機関によっては1週間のコースを設けている機関もあり、病院の形態によっても人間ドックの特徴は異なります。

病院は大きく分けて
①大学病院
②総合病院
③専門クリニック

の3つに分類され、それぞれの特徴として

①は最新の検査機器を使用し、それぞれの専門医に検査してもらえる場合や、女性専用ドックなども行っている場合があります。
②でも検査は各専門医がみてくれますが一般の患者さんと混在したりします。但し、大学病院に比べてアメニティグッズなどは充実しているのが特徴です。
③は設備上の問題で検査に制限がある場合もありますが、高いクオリティのサービスが期待でき、ドックを受けた後は担当の主治医として頼りやすい傾向にあります。人間ドックを行う医療機関は増加しており、病院によって検査メニューや価格が全く異なる傾向があるのです。

安いコースなら1万円代でもありますが高額なコースでは20万円以上ものもあり、同じ検診でも診査内容や費用は全く異なってきます。人間ドックを受診する前には必要な内容と検査相場をあらかじめ調べておくと良いでしょう。

人間ドックの検査名や内容・費用について

検査名内容費用

基礎検診尿検査・血液検査・血圧や肺活量などから健康状態や生活習慣病のリスクを調べる:5000~1万円

胃部X線胃バリウム検査、食道・胃・十二指腸の異常を調べる:1万~15000円

腹部エコーポリープや腫瘍の有無や深刻度を調べる。肝臓がんや肝炎、胆石など幅広い臓器の異変を早期発見する:3000~5000円

胃カメラ食道や胃などの上部の消化器のがんの発見を行う。カメラの管が太いほどより鮮明な画像を撮影できる:1万5000~3万円

ピロリ菌検査胃がんや胃潰瘍、胃炎などの原因となるピロリ菌の有無を調べる検査:3000~5000円

マンモグラフィー乳がんなどを調べる検査。触診では発見できない小さなしこりやしこりのできない乳がんの早期発見に役立つ:3000~5000円

腫瘍マーカーがんのスクリーニング検査として用いられる。消化器系のがん(CEAやCA19-9)、前立腺のがんや病気などを調べるPSAが一般的:2000~4000円

頸動脈エコー動脈硬化を調べる検査。脳卒中の早期発見や予防・管理に役立つ:1000~5000円

胸部エコー心筋梗塞や心肥大、拡張型心筋症などを調べる検査。X線検査と違い被ばくしない:8000~1万円

胸部CT肺がんや肺炎、肺結核を調べる検査。肺がんの検査法として最も一般的、胸部レントゲンと併用されることが多い:1万~1万5000円

人間ドックの当日の流れ

人間ドックを受ける前日は、激しい運動は避けて、寝不足や疲労に注意し夜の9時以降は飲食をやめ禁酒します。

当日の持ち物は、健康保険証や検査容器(事前に医療機関から受取っている物)、人間ドックの利用券や健康保険組合を通して申込んだ人はドック利用承認書、記入済みの問診票やお薬手帳などを持参します。

服装は着脱しやすくゆったりしたものを、女性ならメイクは薄めでマニキュアはできるだけ避けましょう。人間ドックの流れは、まずは受付に行き、便や尿などの検査容器や問診票、必要書類を提出して検査内容を確認します。

次に更衣室にいき検診着に着替えてから血圧検査や問診などを行います。次に身長や体重、血液検査など基礎検査を終えたら各検査に移ります。検査を終えたら、内科診察と検査結果の説明を受けます。内科検診が終わったら衣服を着替えて会計を行います。

会計の際にその日渡せる検査結果(血液検査や超音波検査など)を受取り、10日~2週間ほどで他の検査結果(総合検査成績表など)を郵送してくれます。以上が一般的な人間ドックの当日の流れですが、検査項目やコースなどによって異なります。女性の方は生理日をなるべくさけ、妊娠中の方や妊娠の可能性がある方は事前に連絡しておくと良いでしょう。

人間ドックの検査内容の選び方

どの検査項目を選ぶかで迷う方が多いと思います。診査内容を選ぶポイントは自分の年齢と性別です。

例えば30代の若い世代なら、特定の臓器の精密検査を受けるのではなく幅広い部位の検診を受けることがおすすめです。がん検査では胃がんや大腸がん検査、生活習慣病では動脈硬化を調べる頸動脈エコーや血液検査を受診。

40代以上の人は、これまでの生活習慣の結果が出るため動脈硬化や生活習慣病の検査に加えて、頭部MRIや腹部MRIなどもおすすめです。また心筋梗塞のリスクも高くなるため心臓に異変を感じている人は冠動脈CTを受診するのも良いです。脳卒中と心筋梗塞のための検査項目を選ぶことがおすすめです。

50代以降は脳や心臓、がんの3大疾患についての検査を加えることが必要になってきます。全身のがん検診をやっておくと安心で特に前立腺がんの検査やマンモグラフィーなど性別特有の検査も大切です。さらにこの年代からは、浮腫みやイライラ、のどの腫れなど甲状腺ホルモンの異常も出やすくなってくるので血液検査を定期的に行なうことも良いでしょう。

理想は1年に1回の人間ドックですが、難しい場合は毎年の健康診断に加え、2~3年に1度を目安にできるだけ間隔を開けずに定期的に受診することです。まずは健康診断の結果で異常がみられた項目を人間ドックで詳しく調べてみることが大切なことです。

まとめ

検査内容は年齢や性別、予算などから自分に合った項目を選ぶことが大切です。特に会社などの定期健診で異常があった項目は人間ドックで詳しく調べることが必要です。検査当日に向けて前日から体調を整え、必要な書類や検査容器をあらかじめ準備しておくとスムーズに受診できます。

当日の衣服は着脱しやすいものを選び、過度なメイクやマニキュアなどは行わないようにしましょう。薬を服用中の人や妊娠中、妊娠の可能性がある方は検査の前に必ず医師に報告するようにしましょう。

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